実家の母から写真を整理していたら、懐かしい写真があったので送られてきました。
これは、父が生前に飼っていた警察犬のシェパードです。
私がまだ小学生の低学年の頃だったと思います。父は数頭のシェパードを飼っていました。

熊本県の警察犬協会の会長もしていたと、後で母から聞きました。
当時はシェパードが人気で、そのなかでも警察犬になるような優秀な犬は貴重でした。
私の記憶では訓練士さんも実家に住んでいて、家の脇にはたくさんの犬舎があったと思います。
父の犬も九州チャンピオンになったそうで、これがそのときの写真です。

私はシェパードは怖くてあまり好きではありませんでしたが、父に連れられて東京まで犬の繁殖のために飛行機に乗ったことを覚えています。
なんと不思議なことにこの東京の訓練所はいまハルくんが通っている学校の先生の師匠が経営されていたとのことで、何かの縁でまたハルくんと私に巡り会えたのかもしれません。
父が飼っていたシェパードの中には米軍に引き取られた犬や、当時のテレビドラマの「ザ・ガードマン」に出演した犬もいたとのことです。
父のシェパードには到底およびませんが、ハルくんも先日、ラリーオビディエンスの競技会に出場しました。

合格点は頂いたもののメダルには一歩届かず4席の結果でした。
相変わらずディスクは全くしませんが、先日行われたディスクの競技会ではオビディエンスの科目で大きなドッグフードの賞品を頂きました。

実は父は犬の後に地方競馬で馬を飼うようになって、多いときには4頭の馬を持っていました。
地方競馬なので中央競馬のようなサラブレッドではありませんが、犬からとうとう馬になってしまいました。
道楽者の父の血を私も少し受け継いでいるかもしれませんが、私は所詮小さな犬止まりで到底父のような道楽者にはなれそうにありません。
父が生きていたら「おまえは何でそんな子犬を相手にしてるんだ」といって笑っていることでしょう。